悲運に見舞われた男性の飼い猫が再び達成!世界一背の高いギネス世界記録保持猫、サバンナキャットのフェンリル君
先週、9月27日の記事で猫用回し車に夢中になるサバンナキャットたちをご紹介したばかりですが、今日の記事でも、ワイルドな純血にゃんこが再登場!しかも今度は、ギネス記録に登録された世界一の記録を誇るお猫さまです。
野生のサーバルキャットとイエネコの交配種として誕生したワイルドな魅力たっぷりのサバンナキャットは、スレンダーで脚長な体の大きさも個性のひとつ。
その野生的なボディで、ギネス世界記録に認定されたのが、米ミシガン州ファーミントン・ヒルズにお住まいのウィル・パワーズさんの愛猫、フェンリル君。
認定された記録のタイトルを直訳すると「世界一背の高い生存する家猫(the tallest living domestic cat)」。現在生きている飼い猫ちゃんたちの中で、もっとも「体高(地面から背中までの長さ)」が高いにゃんこという意味だと思います。
こちらが飼い主のウィルさんとフェンリル君の記念撮影ツーショット。ギネスの認定書が誇らしげですね↓
でも、「ねこねこNEWS」では、ウィルさんのお写真をシェアするも、「世界一背の高い猫」をご紹介するのも初めてではないのです。
2017年の過去記事で、ギネス記録に登録された長さ自慢の純血にゃんこを2ニャン同時にご紹介したことがあるのですが、覚えていらっしゃいますか?その2カ月後に彼らの暮らす家が火災に遭って、猫たちは助からなかった…といえば、思い出される方もいらっしゃるかと思います。
過去記事はこちら↓
2017年9月10日:ギネス世界記録 2018:長さ自慢の2ニャンが記録更新!
2017年11月15日:ギネス記録保持猫が火災で安否不明に…シグナス&アークトゥルス
じつは、今回の記事で取り上げたウィルさんは、2017年にご紹介したギネス記録保持猫、「世界一背の高い猫」のアークトゥルス君と「世界一しっぽの長い猫」のシグナスちゃんの飼い主さんだったお方。
大切な愛猫たちと我が家を火災で失って絶望のどん底に追いやられたウィルさんでしたが、その後も猫たちへの想いは変わらず、血統書付きのにゃんこたちを飼い続けているようです。
じつは、今回ギネス記録に認定されたフェンリル君は、火災で命を落としたギネス記録保持猫アークトゥルス君の兄弟にゃんこなのです。
お兄ちゃんのアークトゥルス君の体高の記録は、48.4センチでしたが、今回ギネスに世界一と認定されたフェンリル君の記録は、47.83センチ。
お兄ちゃんの記録にはまだ及びませんが、同じ血筋を持つ2歳10カ月のフェンリル君は、この先さらに大きくなってお兄ちゃん超えする日が来るかもしれませんね。
ギネス世界記録が撮影したウィルさんとフェンリル君の動画も先月末に公開されました↓
動画のインタビューをご覧になるとおわかりのように、じつはウィルさんのおうちには、先代のメインクーンにゃんこ、シグナスちゃんと同様に「世界一しっぽの長い猫」のギネス記録に認定されたオルティア君もいるのです。
オルティア君のしっぽの長さの記録は、40.83センチ。こちらもまだ先代のシグナスちゃんの記録44.66センチには届きませんが、この先の成長に期待したところです。というのも、彼もシグナスちゃんのきょうだいにゃんこだからです。
ウィルさんも動画の中で語っていますが、2匹のギネス保持猫を失った火災の後、気力を立ち直らせるのは並々ならぬことだったと思います。それでも、またねこたちと暮らす生活を始め、亡き愛猫と同じ血を引くねこたちと再び世界一の誉を得ることができるだなんて、数奇な人生そのものですね。
ここまで波乱万丈だと、今後の運気も気になってしまいますが、ぜひとも今度こそは悪運に見舞われることなく、ギネス保持猫たちと末長くしあわせな毎日を送っていただきたいですね。お空の上のアークトゥルス君とシグナスちゃんも見守ってくれていると思いますよ。
関連記事はこちら↓
Guinness World Records(9月30日):World’s tallest living domestic cat confirmed as Fenrir the Savannah
UPI(9月30日):Michigan man’s cat officially named tallest in the world